RECRUITMENT INFORMATION

外科系後期研修概要

目的(一般目標:GIO)

卒業後3~5年次の研修によって消化器外科医としての基礎的知識・技術の習得を目的とする。
日本外科学会専門医取得を可能とするような研修を行う。さらに日本消化器外科学会専門医取得に必要な研修を行う。学位取得を希望する者は社会人大学院枠でのコースを選択する。

概要(到達目標:SBO)

  1. 上部消化管(食道、胃)、下部消化管(大腸)、肝胆膵系、および内視鏡研修を診療グループ毎に数カ月間単位でローテートする。
  2. 術前管理、術後管理の基本と臓器別、術式別の特異的患者管理法を学ぶ。
  3. 各グループにおける研修、手術以外に以下の研修を行う。
    1. (1) 緊急手術(急性虫垂炎含む)、ヘルニア手術の術者、助手を指導医のもとで行う。
    2. (2) 外来診療の研修。指導医の外科診療について診察、診断、治療計画を学ぶ。
    3. (3) 上部・下部消化管内視鏡検査の手技の習得(勤務スケジュールに組み込む)
  4. 学会発表は担当指導教官の指導下に抄録の書き方、発表方法を学ぶ。
  5. 論文執筆は症例報告から順に指導医のもとで書き上げる。
  6. 希望に応じて他科研修(心臓血管外科、小児外科、麻酔科、放射線科など)も検討する。

連絡先

〒224-8503
神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎中央35-1
昭和大学 横浜市北部病院 消化器センター
Tel 045-949-7265  Fax 045-949-7263

上部消化管グループ研修

卒後3年目
■胃切除(開腹)
  • 術前および術後の患者管理の研修
  • 第一または第二助手
  • バイパス術や胃局所切除および胃瘻造設術における術者
■胃切除(腹腔鏡補助下)
  • カメラ助手としての腹腔鏡視野の研修
  • ドライラボなどによる鏡視下手技の習得
■食道切除
  • 食道手術における術式の理解と基本的な術前および術後管理法の習得
  • 人工呼吸器を用いた呼吸管理法の習得
  • 術後肺理学療法の習得
  • 術前自己血貯血の手技の習得
卒後4年目
■胃切除(開腹)
  • 幽門側胃切除の術者(指導者のもと)
  • 胃全摘術および噴門側胃切除の第一または第二助手
■胃切除(腹腔鏡補助下)
  • 第一および第二助手
  • 部分的な術者の交代による手技の習得
  • アニマルラボへの参加
■食道切除
  • 腹部および頸部操作における第一助手
卒後5年目
■胃切除(開腹)
  • 胃全摘および噴門側胃切除の術者(指導者のもと)
■胃切除(腹腔鏡補助下)
  • 腹腔鏡下幽門側胃切除術者(指導者のもと)
■食道切除
  • 胸部操作における第一助手

連絡先

〒224-8503
神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎中央35-1
昭和大学 横浜市北部病院 消化器センター
Tel 045-949-7265  Fax 045-949-7263

下部消化管グループ研修

卒後3年目
  • 主として第一助手、第二助手。
  • 6カ月程度を経験した時点(糸結びや縫合手技をある程度習得した時点)では、鏡視下手術のスコピストや結腸癌~RS直腸癌の開腹手術の術者(この場合は、手術記録を記載し、指導医に指導を受ける)を目標とする。人工肛門造設術や人工肛門閉鎖術を担当する。
卒後4年目
  • 結腸癌~RS直腸癌の開腹手術の術者を目標とする。
  • 鏡視下手術・開腹手術の第一助手を目標とする(手術記録も担当)。
卒後5年目
  • 下部直腸癌の低位前方切除術、腹会陰式直腸切断術の術者を目標とする。
  • 盲腸癌やS状結腸癌に対する鏡視下手術の術者を目標とする。
卒後6年目
  • 側方郭清、超低位前方切除術・経肛門吻合などを経験する。
  • 横行結腸、下行結腸、中下部直腸癌以外の大腸癌の鏡視下手術の術者を目標とする。

連絡先

〒224-8503
神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎中央35-1
昭和大学 横浜市北部病院 消化器センター
Tel 045-949-7265  Fax 045-949-7263

肝胆膵外科研修

卒後3年目
A.腹腔鏡下手術
  1. 胆嚢摘出術:主としてスコピスト。手術の流れ、必要な器具等をある程度理解できた後に第一助手。十分な助手経験(意図した部位に速やかに手術器具を移動できる程度)の後、指導医のもとで片手を用いて術者ができることを目標とする。
  2. その他のアドバンスサージェリー:原則的にスコピスト
B.開腹手術
  1. 胆嚢摘出術:主として第二助手。外科基本手技(結紮・縫合)をある程度習得した後に第一助手を行い、簡単な症例(予防的切除等)では、指導医のもと術者を目標にする。
  2. 肝生検:指導医のもとで術者となる。その他の手術は原則として第二または第三助手。
卒後4年目
A.腹腔鏡下手術
  1. 胆嚢摘出術:主として第一助手。症例によって指導医のもと、両手での術者を目標にする。
  2. その他のアドバンスサージェリー:主としてスコピスト
B.開腹手術
  1. 胆嚢摘出術:主として第一助手。困難例でない症例の術者を目標にする。
  2. 正常肝の肝部分切除、総胆管切開結石摘出術、胆管空腸吻合(バイパスでの)では第一助手を目標にする。
卒後5年目
A.腹腔鏡下手術
  1. 胆嚢摘出術:困難例を除き、術者を目標にする。
  2. その他のアドバンスサージェリー:主として第二助手、症例によって第一助手を目標にする。
B.開腹手術
  1. 胆嚢摘出術:術者を目標にする。
  2. 正常肝の肝部分切除、肝外側区域切除、胆管空腸吻合(バイパスでの)、総胆管嚢腫では第一助手を目標にする。表在の肝部分切除、総胆管切開結石摘出術では術者を目標にする。
  3. その他肝胆膵の悪性疾患の手術:主として第二助手。

連絡先

〒224-8503
神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎中央35-1
昭和大学 横浜市北部病院 消化器センター
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