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- 峯岸洋介
MY DIARY
OF THE TRAINING DAYS
- 峯岸洋介Yosuke MINEGISHI
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平成27年3月 昭和大学医学部卒業
平成27年4月 岩手県立中央病院にて初期臨床研修
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平成29年4月 昭和大学横浜市北部病院消化器センター入局
平成27年(2015年)卒の峯岸と申します。
初期臨床研修時代に消化器内視鏡に興味を持ちました。そして内視鏡所見から、内視鏡治療or外科治療のどちらを選択するかなど、患者さんの治療方針を決める大事な役割を担いたいと思いました。この医局を入局した理由は、この医局が大腸腫瘍の診断学を重視しており、卓越した技術を持つ内視鏡医が数多く在籍していたからです。
業務内容(内視鏡)
入局1年目の4~7月はマンツーマンで上部消化管内視鏡を行います。大腸内視鏡に関しては、4月の最初の2週間は見学をし、その後は実際に自分で検査を行うこととなります。ある一定の時間(15分)が経過して挿入ができない場合は上級医に交代します。検査後に上級医からフィードバックを受けます。スコープがどのような状態になっていたか、どのようにしたら操作したら挿入することができたのかなどを聞くことができます。その繰り返しで、次第に盲腸到達率も上がり、挿入時間も短縮していきます。入局2年目の4月から外勤先でも大腸内視鏡を行うこととなります。いつもとは違う環境で内視鏡することとなり、勝手が違うこともあり、最初は緊張しますが、とても良い経験となります。
治療に関しては、上下部内視鏡でEMRおよびESDが数多く施行されています。EMRに関しては、大腸内視鏡の挿入・腫瘍の観察を行えるようになるとEMR可能
となります。スネアリング、局注やクリッピングを学ぶこととなります。ESDに関しては、まず準備の仕方を学ぶことから始まり、多くの症例の助手をすることで、治療のストラテジーを学びます。
上部消化管(胃・食道)のESDを十分に経験してから、大腸ESDを施行することとなります。
横浜市の救急を支える大学病院であるため、緊急内視鏡の件数も少なくなく、止血術やERCPも数多く経験することとなります。
国内・海外の学会および研究会参加
私は入局してからの5年間で、国内で12回、海外で4回発表を致しました。
入局1年目の5月にシカゴで行われDDWに工藤教授のお付きとして帯同させていただいた際は、世界の最先端の知識や技術に触れることでモチベーションが高まりました。その後上級医から研究テーマをいただき、入局2年目ウィーンでの学会では優秀演題をいただくことができました。現在、指導医の下、内視鏡人工知能の研究に参加させていただいています。多くの機会を与えてくださり、医局の先生方にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。
学外研修に関して
私は入局5年目に工藤胃腸内科クリニックにて勤務を行いました。そこでは多くの内視鏡を経験しました。現在市立角館総合病院に出向しております。月1回北部病院から上級医の先生に診療応援に来ていただいており、大腸ESDの指導をしていただいています。大変勉強になるため、とても感謝しております。学外 研修先でも、たくさんの素晴らしいスタッフに支えられ、充実した研修を行うことができていると感じております。
最後に:入局をご検討中の方へ
素晴らしい上司・同期・後輩に恵まれ、有意義な毎日を過ごしています。
入局をお待ちしています。