消化器センタートップ > 後期研修医募集要項
内科・外科一体
当消化器センターが他の施設と異なる点は、内科と外科が一体となり、診断から治療まで一貫した医療を提供できることであります。従来は内科と外科は分かれており、縦割りの構造でありました。現在も多くの施設は同様の構造です。患者さんは病院内をあちこち回りながら、検査や治療を受けておりましたが、体力の弱った患者さんの立場にたてば、内科とか外科の区別は必ずしも必要ありません。重要なことは、検査で病気を早期に診断し、早急に内視鏡処置や手術によって病気を治すということであります。当センターでは内科と外科の垣根を取り払い、診断から治療・術後までの全てをケアするために、患者さんが戸惑ったりすることなく、安心して検査・治療を受けられるようなシステムで運営しております。
豊富な症例数と最高レベルのスタッフ
患者さんにとって最高の医療とは、早期に病気が見つかり、体には最も負担の少ない方法で治療を受けて、早くもとの生活に戻れることです。当センターでは早期発見・早期治療を目指して最高レベルのスタッフと設備をそろえております。内視鏡的な治療で済むものは内視鏡で行ない、外科治療もできるだけ開腹手術をしない腹腔鏡を用いた内視鏡下手術を行なっています。内視鏡下外科手術はどんどん進歩していて、近未来はほとんどの手術が鏡視下で行なわれるようになるでしょう。また開腹手術が必要な場合でも根治性を保ちながら、術後の早期回復に努力しております。
充実のカンファレンスと教育効果に抜群のライブ施設
診断と治療を強力にサポートしているのが、ペーパーレス・フィルムレスの完全一元化電子カルテとモニタリング・ルーム、カンファレンスコーナーに設置された画像ネットワークであります。当センターでは医師のカンファレンスを頻繁に開いて、内科系外科系の医師相互によって診断・治療の評価、さらに助言、チェックを行なっております。これは誤診の防止と医療の質の向上に大いに役立っており、研修医にとって非常に勉強になります。当センターでは内視鏡検査や外科手術がいつでもライブ映像をモニターで見られるため、相互の知識、技能の習得にも効果を上げることが可能です。従来、内科医は外科医に患者を引き渡したら、その治療を見ることはほとんどありませんでしたが、診断を担当した医師が、自分の患者さんの外科手術の際には、モニタリング・ルームから術野を観察でき、術前診断へのフィードバックが容易であります。
世界をリードする研究機関、世界に開かれた研究機関として
当センターは患者さまに最先端の医療を提供することはもちろん、研究の場として、教育の場として国際的な使命を担っています。優れた医療スタッフの確保と教育、高度な医療の追求、設備の拡充など日々努力を積み重ねています。既に癌の早期発見・早期治療の研究では国際的に高く評価されています。また国際内視鏡研修センターを併設して世界各国の研修生を積極的に受け入れ、各国の消化器医療技術の向上に貢献しています。
昭和大学横浜市北部病院消化器センターにて後期臨床研修をご希望の方は、お問い合わせフォームからご連絡ください。