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臨床研究内容

単孔式内視鏡手術

単孔式腹腔鏡下胆嚢摘出術は痛くない?
「単孔式胆嚢摘出術」は、医中誌で検索すると2009年は、10数例の報告でありましたが、2011年、2012年は200を超える報告が国内でなされています。優れた整容性のお陰で、爆発的にその普及がひろまった感がありますが、まだ、従来の4点ポートの手術にとってかわる標準手術には至っておりません。小さな皮切から複数の鉗子やスコープを動かすため、思い通りに操作しにくい点と、傷の痛みが決して軽くはないことが、要因になっていると考えられます。

単孔式内視鏡手術

われわれは、痛みを抑えるために、腹横筋膜面ブロックなどを麻酔科の協力により行っています。また、筋膜の切開長、皮下の剥離の有無、術中に創縁にかかる力なども創痛に関連しており、皮下脂肪の厚み、体脂肪率、臍の形、結石あるいは胆嚢の大きさなどから、単孔式に適切な症例と不適切な症例を選別していくことも大切だと考えています。さらに肝胆膵領域では、肝臓部分切除、膵尾部切除にも適応拡大しております。Qualityの高い Scarless、 Painless単孔式手術を目指し、今後も症例を蓄積していきたいと思っています。

(出口 義雄)